研磨についてよくある質問



【Q】研磨の効果とは?

【A】下記のような効果があります。 

 

新刃時から再利用を意識して使用していただいた場合、

研磨品においても、使用の状態によっては、

新刃の7~8割程度の切削能力が期待できますので、

産コスト削減、留保確保に直結します。

 

又、新品バンドソーの使い捨てによる大きな出費も

研磨価格が新刃の1/3ですので

1本のバンドソーに対する対費用効果の増加にも繋がってきます。

 

バンドソーを使い捨てる方法で生産を行なった場合、

バンドソーの刃先が悪く《丸くなったり、刃欠けなど》なるまで使い切ることとなるため、

バンドソーの破断、切断材への噛み込み、切断材の廃棄などが起こります。

 

それに対し、研磨による再利用を考慮して生産をしていただきますと

刃先が悪くなればなるほど再研磨が出来なくなる為、

必然的に切断機から早く外す事になり

上記のような事故などが大幅に減少し、製品の品質向上が見込まれます。

 

微量ではありますがバンドソー廃棄によるゴミの量も減少し、

地球環境への配慮にもなります。

 

 

 


【Q】研磨によって、切れなくなった刃を再生させることができるのか?

先端の黒くなっている部分が「ハイス」
先端の黒くなっている部分が「ハイス」

【A】研磨は元の刃を利用した技術です。


研磨は文字通り、バンドソーの刃先を

「研ぐ」ことで、

切削能力の落ちた部分を取り除き、

新たな切削面を削りだす技術です。


バンドソーは一見すると、波型の部分全てが

刃のように見えますが
実は先端についている「ハイス」という部分のみが刃です。


研磨したバンドソーは

切削能力が復活しているので、

刃を再生したように思われますが、

上記のごとく元の刃を加工しているため、
研磨での高い効果を得るためには、

新刃時から大切に使っていただく必要があります。


ちなみに当社で「再生刃」としているものは、再利用が不能な部分を切断し、

バンドソーの長さを加工したもののことを指しています。


【Q】全てのバンドソーが研磨できるのか?

【A】そのまま再利用できない場合があります。

刃先(ハイス)部分が欠けたもの、胴体が割れてしまっているなど
バンドソーとしての役割ができないものはそのまま再利用することができません。
(再利用不能な部分を切断し、再生刃とすることはできます。)

 

また、過度の使用によってハイスが摩耗しきってしまっている場合は研磨の過程に耐えられないため、再利用できない場合があります。


再利用に適していないケースについて詳しくは、別タブ「再利用に適していないバンドソーの状態」をご覧ください


【Q】研磨する側に全てを任せておけばよいのか?

【A】研磨はお客様の理解によって効果を発揮する技術です。
  お客様の再利用に対する意識がなければ、成功しません。


研磨という技術はお客様の理解なくしては成り立たないものです。


一度バンドソーをかけたらあとは機械任せだったり、刃先がなくなるまで使い続けるなどの状態は再利用の環境には向いていません。


何故なら、刃先(ハイス)がなくなってしまっていたら、研磨する意味がないからです。


研磨が高い効果を上げるには、新刃の時の使い方が問われます。
お客様の自助努力があってこそ、研磨の力が活きるのです


【Q】価格はいくら?

【A】だいたいの目安は以下となります。

 

バンドソーの長さや依頼の本数等で金額が変わるケースがありますが、

基本は、新刃の標準的な価格に対し、ハイス刃で1/3、超硬刃で1/2を

ベースとお考え下さい。

 

詳しくは、お問い合わせいただいた際に取り決めさせていただきます。

 

いずれの場合も、まずはテスト使用をしていただくため、即座の契約とはなりませんので、ご心配は無用です。

 


今までの”目立て”を超越する切断能力・耐久性
 ー研磨の「Total Quality」を追求するー

~超硬バンドソー研磨のプロフェッショナル~